
いつもの如く御用達から到着したアメコミの中で真っ先に読むのはAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)。今回は811(10)号、812(11)号。(カッコ内はNick Spencerになってからの号数。ややこしいので昔からの連番をこのブログでは使用。)添付画像は811号のもの。面白いから、これがSPIDER-MANの表紙かというvariantを添付。Phil Jiminezによる作品。もう騙されて余計なvariantを買わない。
筋書を件のSpencer、画をHumberto Ramos、811号の一部をMichelle Bardiniが、812号の画をRyan Ottleyが担当。
粗筋を簡潔に。ヒーロー達の武器がThieves Guild (“Guild”)に盗まれていた。Black Catと手を組んだSPIDER-MANはThieves Guildの基地に忍び込むが見つかってしまった。812号では、元新聞社の発行人J Jonah Jameson (“JJJ”)の元にニューヨーク市長のKing Pinから長年の功績に対する表彰式の招待状が届く。
811号では、ページ毎にSPIDER-MANの活躍とMary Jane (“MJ”)の出て来るシーンは良く出来ている。MJの台詞がその次のSPIDER-MANの状況を示唆しているような台詞を含め完璧。
それ程好きではないBardiniの画だが、Mary Jane (“MJ”)が楽しかった思い出を語るシーンの表情が凄く良い。
Guildの親玉OdessaとBlack Catとの言い合いを遮り、OdessaがSPIDER-MANのハイフンを抜かしたことに対し、SPIDER-MANが抗議するシーンは良いな。いつもの彼らしい。
もう一つ、最後にSPIDER-MANとCATの会話。”I think you really overhyped these guys (=Guildのこと).” “They got what they wanted.” 読めばわかるのだが、Guildは自分達の存在を世間に知らしめ、昔のように泥棒にみかじめ料を払わさせること。二話完結で十分の話だし、短いからこそ楽しい。
811号は元カレ、元カノの友情の始まりみたいな話だったわけだけど、810号で登場した元カノのCarlie Cooperがどうも怪しい。こいつが、801号だかからか出てきている悪魔ってことかな。Carlieに誘われ参加したヒーローのパートナーであることの苦痛を語り、心を落ち着かせるサークルも何か罠かな。
812号では、JJJの君子豹変す(本当はいい意味なんだけど、オイラはそうではない意味で使っている)的な態度爆発。JJJに対するSpencerの解釈は結構厳しい。そんなJJJの台詞を紹介。彼のウェッブショーにて視聴者との電話での会話。JJJ “All you people ever gave him (=SPIDER-MAN) was grief.” 視聴者 “You gave him grief.” これまでのJJJによるSPIDER-MANに対する度重なる批判を視聴者は指摘している。正体を知って豹変したJJJはそんなことはとっくの昔に忘れている。か、忘れたフリをしている。これでこそJJJか。だけど、King Pinに尻尾を振る彼は彼らしくない。
現在の編集者Robbie Robertsonが新聞Daily Bugleの売上の減少をJJJ時代の週刊現代的な扇動的な記事がないからと分析しているが、それは間違い。旧態依然とした新聞が部数を伸ばすのは並大抵のことでは難しい。
ArcadeがScorpionに対しJJJ暗殺計画を助けているのは頷ける。結局悪人稼業を商売でやっているんだよね。流石Spencer、この人はどちらかというと犯罪者側を上手く書いている。